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【英語歴10年でも知らない】会議が半分の時間で終わる、ネイティブ流「生産性爆上げ」英語フレーズ5選

語学学習

「英語でのビジネスも、もう10年。基本的なコミュニケーションは問題ない。でも、なぜかネイティブだけの会議は物事がスピーディに進む気がする…。」

あなたも、そんな風に感じたことはありませんか?

その差は、語彙力や文法の正確さだけではありません。実は、ネイティブスピーカーは、仕事の生産性を上げるための「共通言語」ともいえる特定のフレーズを巧みに使っているのです。

こんにちは。グローバル企業で働く傍ら、SEOに強いブログを運営しているMiumiuです。私自身、日々ネイティブと仕事をする中で、「この一言で、こんなに議論がスムーズになるのか!」と何度も実感してきました。

この記事では、英語でのビジネス経験が豊富なあなたが「今までなぜこれを使わなかったんだ!」と膝を打つような、生産性を劇的に向上させるネイティブ英語表現を5つ厳選してご紹介します。

単なるフレーズ集ではありません。なぜその表現があなたの仕事を効率化するのか、その理由と具体的な使い方まで徹底解説します。この記事を読めば、明日からの会議やメールの質が変わり、あなたの評価がさらに高まることをお約束します。

なぜ「いつもの表現」ではダメなのか?

本題に入る前に、少しだけ考えてみてください。あなたが普段使っている表現は、もしかしたら丁寧すぎて遠回りだったり、意図が曖昧で相手に追加の説明をさせてしまったりしていないでしょうか。

例えば、議論が脱線したとき。
“That’s an interesting point, but let’s get back to the main topic.”
これは正しい英語ですが、少しだけ冗長です。ネイティブは、もっと短く、スマートに軌道修正を行います。

今回ご紹介するのは、まさにそういった「痒い所に手が届く」表現ばかり。あなたのコミュニケーションを、一段上のレベルに引き上げてくれるはずです。

1. 議論の脱線を防ぐ一言: “Let’s put a pin in that.”

フレーズLet’s put a pin in that.
意味「その件は、一旦保留にして後で話しましょう」
シーン会議中、本題から話が逸れたり、今すぐ結論が出ない話題になったりした時。

【例文】
A: “Speaking of budget, we should also consider the new office decoration.”
(予算といえば、新しいオフィスの内装についても検討すべきですね。)
B: “Let’s put a pin in that for now and focus on the Q3 marketing budget. We can discuss the decoration in a separate meeting.”
その件は一旦保留にして、今は第3四半期のマーケティング予算に集中しましょう。内装については別途会議で話せます。)

なぜ、これが生産性を上げるのか?

会議の目的は「アジェンダに沿って意思決定を行うこと」です。しかし、議論が白熱すると、つい関連する別の話題に逸れてしまいがち。”Let’s put a pin in that.” は、「あなたの意見を無視するわけではない」という配慮を示しつつ、本題にスムーズに引き戻す魔法の言葉です。

「後で話しましょう(Let’s talk later)」よりも、「ピンで留めて忘れないように確保しておく」という共通認識が生まれるため、相手も安心して本題に戻ることができます。結果として、会議時間を守り、本来のゴール達成に集中できるのです。

2. やるべき事を明確にする一言:”What’s the low-hanging fruit?”

フレーズWhat’s the low-hanging fruit?
意味「最も簡単かつ効果的に達成できることは何ですか?」
シーンプロジェクトのキックオフや、何から手をつけるべきか議論する時。

【例文】
“We have a lot of ideas to improve our website. But first, what’s the low-hanging fruit? What can we implement quickly to see immediate results?”
(ウェブサイト改善のアイデアは沢山あります。しかし、まず最も手軽に達成できる成果は何でしょう? すぐに実行できて、即効性のあるものは何ですか?)

なぜ、これが生産性を上げるのか?

大きなプロジェクトを前にすると、どこから手をつけるべきか分からず、チームの動きが鈍ってしまうことがあります。”Low-hanging fruit”(低い枝に実っている果物)という比喩を使うことで、**「最小の労力で最大に近い効果を得られるタスク」**を特定するよう、チームの思考を促します。

“What’s the easiest task?”(一番簡単なタスクは?)と聞くよりも戦略的で、ビジネスの成果を意識した問いかけになります。まず簡単な成功体験を積むことで、チームの士気を高め、プロジェクト全体の推進力を生み出す効果があります。

3. 相手の意見に賢く乗る一言:”To piggyback on that…”

フレーズTo piggyback on that…
意味「その意見に便乗(補足)させてもらうと…」
シーン他の人の発言を受けて、自分の意見やアイデアを付け加えたい時。

【例文】
A: “I think we should focus on video content for our social media.”
(SNSは動画コンテンツに注力すべきだと思います。)
B: “To piggyback on what you just said, we could create short-form videos for Instagram Reels and TikTok. They are highly engaging.”
今おっしゃったことに便乗させてもらうと、インスタグラムリールやTikTok向けのショート動画を作るのが良いかもしれません。エンゲージメントが非常に高いですから。)

なぜ、これが生産性を上げるのか?

“I agree, and…” や “To add to that…” と言うよりも、”Piggyback”(おんぶする、便乗する)という言葉を使うことで、相手の意見を土台にして自分のアイデアを構築している、という協力的な姿勢を強く示すことができます。

これにより、単なる意見の追加ではなく、議論を建設的に積み重ねているという雰囲気が生まれます。チームのコラボレーションを促進し、より洗練されたアイデアを生み出すための潤滑油となるフレーズです。

4. 自分の限界をスマートに伝える一言:”I don’t have the bandwidth.”

フレーズI don’t have the bandwidth for that right now.
意味「今、それに対応する余裕(リソース/時間)がありません」
シーン新しいタスクや依頼を断らなければならない時。

【例文】
“That’s a great initiative, but I don’t have the bandwidth to take on another project until the end of this month. Could we revisit this in early November?”
(素晴らしい取り組みですが、今月末までは別のプロジェクトを引き受ける余裕がありません。11月上旬に再度検討させていただけますか?)

なぜ、これが生産性を上げるのか?

「できません(I can’t)」や「忙しいです(I’m busy)」と断るのは、時に角が立ちます。”Bandwidth”(通信帯域)というIT用語を比喩的に使うことで、自分のキャパシティが物理的に限界である、という客観的な事実として伝えられます。

感情的ではなく、ロジカルに聞こえるため、相手も納得しやすいのです。無理に仕事を引き受けて品質を落としたり、燃え尽きたりするのを防ぐことは、長期的に見てあなたとチーム全体の生産性を守ることに繋がります。

5. 会議を打ち切るスマートな一言:”Let’s take this offline.”

フレーズLet’s take this offline.
意味「この話は、別途(関係者だけで)続けましょう」
シーン会議中、一部のメンバーにしか関係のない、技術的・専門的な議論が始まってしまった時。

【例文】
“It seems this technical detail only concerns the engineering team. Let’s take this offline and continue with the next agenda item that involves everyone.”
(この技術的な詳細は、技術チームにしか関係ないようですね。この話は別途個別に行い、全員に関係する次の議題に進みましょう。)

なぜ、これが生産性を上げるのか?

大人数の会議で、2〜3人しか関係のない深い議論が始まってしまうのは、時間の最大の無駄です。”Let’s take this offline” は、その議論を止めるための、非常に効果的でモダンな表現です。

この一言で、関係者以外を拘束から解放し、会議全体を前に進めることができます。”Put a pin in that” が「時間軸」で話を整理するのに対し、”Take it offline” は「関係者」で話を整理するイメージです。会議のファシリテーション(司会進行)をする際に、非常に役立ちます。

まとめ:今日から、あなたの英語を「結果を出す」英語へ

今回ご紹介した5つのフレーズは、ネイティブが生産性を意識する場面で頻繁に使う、いわば「仕事のショートカットキー」のようなものです。

  1. Let’s put a pin in that. (一旦保留にしましょう)
  2. What’s the low-hanging fruit? (最も簡単な成果は?)
  3. To piggyback on that… (その意見に便乗すると…)
  4. I don’t have the bandwidth. (今、余裕がありません)
  5. Let’s take this offline. (この話は別途続けましょう)

英語でのビジネス経験が長いあなただからこそ、これらの表現が持つニュアンスと効果を深く理解し、すぐに使いこなせるはずです。

まずは次の会議で、この中から一つだけでも使ってみてください。きっと、議論がスムーズに進み、周りからの見る目も変わるはずです。

あなたのビジネスが、今日からさらに加速することを願っています。


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