こんにちは。日本人で英語が得意でも、知らずに相手を困惑させてしまう英語表現やマナーがあります。今日は、実務や外交、海外ビジネスで役立つポイントをまとめました。
1. 「Nice meeting you」の使い方
多くの日本人は、会った直後に「Nice meeting you」と言いがちですが、実はこれは少し違います。
- 正しいタイミング
- 「Nice meeting you」は別れ際に使う表現です。
例:会議や初対面の挨拶が終わって、「It was nice meeting you.」
- 「Nice meeting you」は別れ際に使う表現です。
- 会った直後の挨拶には
- 「Hello, nice to meet you.」や「Pleased to meet you.」が自然
ポイント:最初と最後で言う英語を区別すると、よりネイティブらしい印象になります。
2. 握手のマナー
海外ビジネスでは握手の仕方にも注意が必要です。
- 男性と女性の場合
- 基本的に相手が手を差し出してから握手するのがマナーです。
- 無理に先に握手をすると、失礼に感じられる場合があります。
- 握手の強さ
- 強すぎも弱すぎもNG。適度な力で、落ち着いて対応するのが正解。
- 頭を下げる動作
- 日本の国会議員が外交で頭を何度も下げる場面がありますが、過剰にぺこぺこするのはNG
- 落ち着いた姿勢で堂々と対応する方が、相手に安心感と信頼感を与えます。
3. 敬称の使い方
- Mr. 名前 → 実は避けた方が無難
- Mr. 氏(苗字) → 正式かつ失礼にならない
例:Mr. Smith ✅ Mr. John ❌
補足:日本人は英語が得意でも、つい親しみやすさを出そうとしてファーストネームで呼びがちですが、初対面やフォーマルな場では必ず苗字を使うこと。
4. 意外と知らないNG表現
項目 | NG表現 | 推奨表現・ポイント |
---|---|---|
別れの挨拶 | Nice meeting you(会ってすぐ) | Hello, nice to meet you(最初) / It was nice meeting you(別れ際) |
敬称 | Mr. 名前 | Mr. 苗字 / Ms. 苗字 |
握手 | 先に手を出す | 相手が手を出すのを待つ |
過剰なお辞儀 | 頭を何度も下げる | 堂々と落ち着いて姿勢よく |
身体・外見 | 太っている・背が大きい・肌の色 | 避ける、仕事や成果を褒める |
褒め方 | Good job | Well done / Excellent work / I appreciate your effort |
以前話したこと | I told you that | As I mentioned earlier |
5. 日本人が英語が得意でも意外に知らないポイント
- 目線と姿勢
- 会話中はアイコンタクトを適度に保つ。うつむく・過剰にお辞儀はNG。
- 自己主張の強さ
- 謙遜や遠慮は美徳ですが、海外では自分の意見を落ち着いて伝える方が信頼される
- カジュアル表現の落とし穴
- 「You know」「Actually」は便利ですが、会議やメールで多用すると軽く聞こえる場合あり
- 謝罪の表現
- 「Sorry」は謝罪以外にも多用されがち。ビジネスでは「I apologize for〜」がフォーマル
まとめ
英語が得意でも、マナーや表現のニュアンスを知らないと、意図せず失礼に見えることがあります。
ポイントは以下の通りです:
- 会った直後と別れ際で表現を使い分ける
- 握手やお辞儀は落ち着いて堂々と
- 敬称は苗字を使う
- カジュアル表現や謝罪表現は状況に合わせる
- 外見やプライベートな話題は触れない
海外で信頼されるビジネスマナーと英語表現を意識するだけで、印象は格段にアップします。
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